2023.11.30牧場で飲む牛乳がおいしく感じられるのは?

牧場で飲む牛乳は、乳牛の品種や製法など普段の生活で飲む牛乳とは異なる点があり、味わいもさまざまです。

日本の乳牛は99%以上がホルスタイン種ですが、観光牧場などではジャージー種やブラウンスイス種などを飼育しているところがあります。
これらの牛乳には乳脂肪分や無脂乳固形分が多く含まれ、濃厚な味わいになります。
また、市販されている牛乳のほとんどは工場で均質化(ホモジナイズ)されていますが、牧場で飲む牛乳は均質機を通していません。

こうした牛乳をノンホモ牛乳といい、大きな脂肪球が浮いて、とろりとしたクリーム層を上部につくります。
最初にこのクリーム層が口に入り濃厚に感じますが、その下の層は乳脂肪分が低くなっています。

牛乳は乳等省令により殺菌方法や細菌をはじめとするさまざまな検査が義務づけられているため、牧場でも搾ってすぐに飲むことはできません。

出典:Jミルク「finNew 牛乳乳製品の知識」より

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