始まりは八ヶ岳高原から⼋ヶ岳
ミルクストーリー

⼋ヶ岳イメージ

1954年(昭和29年)私たち
八ヶ岳乳業は誕生しました。

  • 20周年史 原料乳受入風景

    20周年史 原料乳受入風景

  • 20周年史 現小淵沢工場(全景)

  • 20周年史 紙パック製造風景

  • 20周年史 現茅野工場(全景)

  • 創業時:本社工場(現小淵沢工場)の建設風景

広大な大自然が織りなす八ヶ岳高原は、恵まれた環境から高度集約酪農地域第一号の指定を受けています。そこで育まれた乳牛から搾られる生乳処理の重責を担う中核工場として、私たちは現在の北杜市小淵沢町で創業しました。
現在では、長野県茅野市に牛乳工場、山梨県北杜市に乳製品工場を置き、日々、関東、甲信、北陸エリアを中心に商品をお届けしています。
現在茅野工場では、生乳を【長野県】【山梨県】のほか、【群馬県】【愛知県】から受け入れ、日々、牛乳、乳飲料、ヨーグルトを生産しています。
また、小淵沢工場では、海外で製造されたチーズや、国内で製造されたチーズを原料に、主にピザ、トーストなどにお使いいただけるシュレッドタイプのナチュラルチーズなどを加工製造しています。
そのほか、一部のヨーグルトやチーズ代替品(乳主原)については協力会社へ製造を委託しています。
各商品の製造工場はパッケージに記載しておりますので、ご覧ください。

牛乳の魅力

牛乳は古くから学校給食に用いられ、子どもたちの成長を支えてきました。
その理由は何と言っても豊富なカルシウムの補給源であること。骨の健康づくりに欠かせない食材なのです。
牛乳よりカルシウムを多く含む食品はありますが、実際の「1食当たり」で比較すると、とても効率よく摂取できることがわかります。
また、調理の必要もなく、そのまま飲めるので手軽に摂取できる食品としても優秀です。

含有量
(100g中)
1食分含有量
(1食分中)
牛乳110㎎206g227㎎
ししゃも330㎎60g198㎎
しらす干し210㎎5g11㎎
さくらエビ2,000㎎5g100㎎
まいわし74㎎60g45㎎
ほしひじき1,000㎎8g80㎎
こまつな170㎎80g136㎎
八ヶ岳牛乳イメージ

文部科学省「日本食品標準成分表2015」より

そのほか、血中のカルシウム量が減るとイライラにつながりますが、牛乳に含まれるカルシウムは吸収性が良いため気持ちを静める効果や、寝る前に温めて飲むことで安眠効果にもつながるようです。
最近では、熱中症予防にも良いことが分かっており、「ややきつめの運動+牛乳」を組み合わせていただくことで、暑さに強い体づくりにつながります。
たんぱく質、脂質、糖質の3大栄養をはじめ、バランスの取れた栄養素を含む牛乳は健康な体作りをサポートします。

ヨーグルトの魅力

ヨーグルト

ヨーグルトは主に牛乳や脱脂粉乳などの原料を乳酸菌で発酵させていますので、牛乳の持つ栄養素はもちろん、乳酸菌の働きによる栄養・保健効果も期待できます。
特に乳酸菌や、ビフィズス菌はおなかの調子を整える作用が期待できる点が大きな魅力です。
また、日本人は欧米人に比べ、牛乳中に含まれる「乳糖」をうまく分解できず、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしてしまう方が多いですが、ヨーグルトは乳酸菌がこの「乳糖」を分解してくれているため、安心してお召し上がりいただけます。

最近では国が個別に許可した「特定保健用食品(トクホ)」商品や、国のルールに基づき届出された「機能性表示食品」商品もヨーグルトには多く登場しています。
健康を気にされる多くの方から注目される食材なのですね。

チーズの魅力

チーズは、牛乳から水分を除き、牛乳中の栄養素をギュッと固めたもので、100gのチーズを作るためには、約1,000mlと10倍の牛乳が使われます。それだけ栄養豊富な食品なのです。
特にたんぱく質、脂質、ビタミン、カルシウムが豊富ふくまれておりますので、健康な体作りにも役立ちます。
ナチュラルチーズは、原料となる乳の種類や、世界各地の製造方法などによってさまざまな種類があり、それぞれ栄養成分も異なります。「国境を越えればチーズが変わる」と言われるほど多くの種類が存在します。
乳酸菌が生きているため、熟成とともに味が変化することや、熱を加えるととろけることが特徴です。
プロセスチーズは、1種類または数種類のナチュラルチーズを、乳化剤と一緒に加熱溶融して乳化し、成型包装したもの。加熱することで発酵熟成が止まるため、ナチュラルチーズに比べ風味が安定し、日持ちが良くなるなどの利点があります。
チーズは、水分とともに乳糖が除かれますので、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしてしまう方にも、ヨーグルト同様にお勧めです。

チーズを使ったピザイメージ

牛乳ができるまで

  1. 01搾乳

    牛さんから生乳をわけてもらいます。

  2. 02集乳

    各地の酪農家さんから生乳を集めます。

  3. 03計量

    生乳の量を確認します。

  4. 04受入検査

    風味検査、アルコール検査、比重検査、酸度検査、細菌検査、乳成分検査、抗生物質検査を行います。

  5. 05冷却・貯乳

    品質を保つため一度冷却し、保存します。

  6. 06ゴミ除去

    ホコリなどの小さなゴミや異物を除去します。

  7. 07脂肪均質化

    脂肪が浮くのを防ぐために、大きな脂肪球を細かくし均一な品質にします。 脂肪球に溶けている(ビタミンA・D)も均一にとることができます。また脂肪球が細かくなるので消化吸収がよくなります。

  8. 08加熱殺菌

    130℃で2秒間の加熱により瞬間的に殺菌を行います。

  9. 09冷却

    加熱殺菌後すぐに冷却することで菌の繁殖を防ぎます。

  10. 10充填

    清潔に保ったビンや紙パックに牛乳を充填し、重量検査を行います。

  11. 11出荷前検査

    成分検査、風味検査、有害細菌検査などで品質の確認を行います。

  12. 12冷蔵・出荷

    出来上がった牛乳を低温に保ち、ご家庭や販売店へお届けします。

ヨーグルトができるまで(後発酵タイプ)

  1. 01原材料

    生乳や乳製品などの材料を用意します。(生乳100%プレーンヨーグルトは生乳のみ)

  2. 02加熱殺菌

    材料を加熱し殺菌します。

  3. 03乳酸菌添加

    材料に乳酸菌やビフィズス菌を添加し、ヨーグルトのもとを作ります。

  4. 04充填

    清潔に保った容器にヨーグルトのもとを充填し、重量検査を行います。

  5. 05発酵

    温度を一定に保った発酵室に入れ発酵させます。

  6. 06冷却

    冷却することで、容器の中でしっかり固まった状態になります

  7. 07出荷前検査

    成分検査、風味検査、有害細菌検査などで品質の確認を行います。

  8. 08冷蔵・出荷

    出来上がった牛乳を低温に保ち、ご家庭や販売店へお届けします。