2020.07.03魅力いっぱい八ヶ岳!
八ヶ岳の魅力を知れば、八ヶ岳乳業のおいしさの秘密がみえてくる!
本州のほぼ中央、長野県と山梨県に位置する「八ヶ岳連峰」。
沢山の峰で形成された個性的な連峰で、国定公園にも指定されています。
「八ヶ岳」という、ひとつの名前の山があるわけではありません。いくつもの山々の連なりの総称です。
名前の由来は「連なる山頂が八つ見える」説や「山の連なりがいくつもあるので沢山という意味の「八」から」など、諸説あります。
南北に広く、それによって色々な表情を見せる山々。北は原生林が生い茂り、南は八ヶ岳の主峰赤岳(標高2899m)を中心に
雄大な山麓をなし、そこには多くの貴重な動植物や、豊富な湧水、火山地帯による温泉など、自然の魅力がいっぱいです。
雄大な八ヶ岳の裾野に広がる八ヶ岳高原。
そこからは富士山をはじめ、甲斐駒ヶ岳、南アルプスを望むことができます。
広大な高原に広がる大地では、日照や豊かな水にも恵まれ、トウモロコシ、 セロリ、キャベツ、レタス、トマト など
新鮮な農作物も豊富に収穫されます。
■四季折々の美
~春~
厳しい冬を越え、少し遅めの春を迎える八ヶ岳。
植物たちはゆっくりと花盛りを迎える季節となり、人も自然も暖かな気持地に満ち溢れる季節。
やがて深緑に染まる高原の野辺には素朴で愛らしい花たちが競い合うように咲き、野鳥や小動物も
躍動のときを迎えます。
~夏~
日照時間が長くたっぷりの陽が降り注ぎ、乾いた風が通り抜けて高原らしく「涼しい」八ヶ岳高原の夏。
そんな八ヶ岳高原には見渡す限りのひまわり畑や、広い空のもとで活き活きと育つ高原野菜、
のびやかな風景は生活の雑踏から身も心も解き放ってくれます。
~秋~
短い夏を過ぎ、たくさんの陽の光を浴びていた木々も戸惑うくらいに、高原には秋が足早に訪れます。
天高く澄んだ空のもとに広がる大地では、いよいよ収穫のときを迎えます。
赤や黄色に染まった木々の落葉が始まると、やがて山の頂にも初冠雪が…。
~冬~
厳しさの中に凛とした気高さもうかがえる高原の冬。
一面に広がる雪原と透明感に満ちた空気は、夜空の星たちをより身近に引き寄せます。
人には厳しい寒さも、冷涼な環境を好む乳牛にとっては快適なのかもしれません。
■清らかな水
山麓での豊富な降雪・降水は地下に浸透し、湧水としてすばらしい水資源となっています。
八ヶ岳南麓には「三分一湧水」や「大滝湧水」、「女取湧水」などの湧水がいくつか知られていますが、
これらはあわせて昭和60年に環境庁が選定した「日本名水百選」に指定されています。
牛を飼育するうえで「水」は切っても切り離せません。
牛の水分補給は、一回に4~5リットルの水を約20秒で一気に飲み干すほどで、その一日の量は気温の差などもありますが、100リットル以上に達することもあります。
牛は熱に弱い動物で、ストレスを溜め込み餌を食べなくなってしまうことがあります。
水を体熱の発散に使用するのはもちろんのこと、乳の成分は約87%が水で構成されているため、水なくして牛乳は搾れないのです。
雄大で冷涼な高原の環境と、清らかな水をたくさん飲んで育った健康な牛。
そんな牛から搾られた牛乳は格別なものとなります。
八ヶ岳山麓の恵み溢れる自然環境は、酪農に適した地として昭和28年農林省より全国にさきがけて「高度集約酪農地域第1号」の指定を受けました。
以来、この地では酪農が営まれ、良質なおいしい原料乳の生産が続けられています。
環境が牛に与える影響は非常に大きく、良質な牛乳の生産を続けるうえでも、最適な環境を整えることがすなわち美味しい牛乳を生むのです。